天然のクレイの一種モンモリロナイトは、その吸着力の高さからスキンケア分野で注目される素材です。
粘土科学研究所ではこのモンモリロナイトの特性を活かし、肌へのやさしさと洗浄力を両立する製品づくりを行っています。
今回はモンモリロナイトと、石けん成分や植物由来などの種類がある界面活性剤と掛け合わせた洗顔料について、なぜこの組み合わせがスキンケアにおすすめなのかをご紹介します。
モンモリロナイトは様々な汚れを吸着する?
モンモリロナイトはメイクのような油性の汚れから、ほこりや古い角質といった水性の汚れまで幅広く吸着する特性があります。
そのため、メイクなどの脂汚れにも対応したスキンケアを実現しやすい成分としておすすめしています。
とはいえ、天然素材ゆえに洗浄力がやや安定しにくい側面も。
そこで粘土科学研究所では、洗浄力を補いながらも肌への刺激を最小限に抑える、植物由来や石けん成分の界面活性剤を併用することがあります。
モンモリロナイト×界面活性剤のうれしい相乗効果
1. 洗浄メカニズムの違いで汚れを逃さない
モンモリロナイト:吸着型
汚れを「抱え込む」ように吸着し、水分で洗い流します。
界面活性剤:乳化・分散型
水と油の橋渡しをしながら、油汚れを分解・浮かせて落とします。
この2つのアプローチを組み合わせることで、落としにくいメイク汚れや皮脂汚れもすっきり洗い流すサポートをします。
◆ 界面活性剤の汚れを落とす仕組みについて、後日リンク
2. 刺激までもくるみこみマイルドに
界面活性剤には洗浄力がある一方で、皮脂を過剰に奪ってしまうことや肌への刺激が心配されることもあります。
モンモリロナイトは、こうした成分の刺激性までも吸着して「くるみこむ」ように働きかけるため、洗浄中の刺激を和らげるサポート役としても注目されています。
3. うるおいを守りながら洗う
一般的な洗顔では、必要な潤い成分まで一緒に流れてしまうこともありますが、モンモリロナイトには「NMF(天然保湿因子)」などの肌に必要な成分を吸着しにくい「選択洗浄」という特徴があります。
そのため、肌の潤いを保ちながら洗顔ができるのもこの組み合わせの魅力のひとつです。
◆ うるおいを残してくれる「選択洗浄」について、後日リンク
粘土科学研究所の洗顔料が選ばれる理由
粘土科学研究所の洗顔料には、国産モンモリロナイトを主成分に、植物由来のアミノ酸系界面活性剤や石けんからできた界面活性剤などを組み合わせています。
これにより
- ダブル洗顔不要をサポート
- 毛穴の奥の汚れまでしっかり吸着
- 洗いあがりはつっぱらず、しっとりとした仕上がり
といった特長を実現しています。
消費者にとっての魅力、OEMにとっての可能性
モンモリロナイトと界面活性剤の組み合わせは、「ナチュラルで肌にやさしいのに、しっかり汚れは落としたい」という現代のスキンケアニーズにマッチしています。
消費者向けには、ダブル洗顔不要というシンプルなスキンケア習慣を提案でき、敏感肌や乾燥肌に悩む方にも心地よく使いやすい処方です。
OEM開発においては、界面活性剤の量を抑えた処方設計が可能で、モンモリロナイトの吸着力を活かしたユニークな製品展開がしやすく、市場の差別化にもつながります。
天然由来で肌にやさしく、それでいて頼れる洗浄力。
粘土科学研究所が提案するモンモリロナイトと界面活性剤のコンビネーションは、これからの洗顔料づくりに新しい可能性を広げていきます。