界面活性剤は「水になじむ部分」と「油になじむ部分」を併せ持ち、水と油を混ぜる、または汚れを落とす役割を担う成分です。
その性質は大きく4つに分かれ、それぞれ用途や刺激の度合いが異なります。
この記事では、アニオン・カチオン・両性・非イオン型の特徴を整理し、天然クレイの一種モンモリロナイトとの相性やOEM開発の視点からの活用方法をご紹介します。
スキンケア開発者やOEM製品の導入を検討している企業様に向けた内容です。
界面活性剤の基本と分類
界面活性剤は水に入れるとイオンを帯びる「イオン性」とイオンを帯びない「非イオン性」に大きく分かれます。さらにイオン性は3種に細分され、合計4種類となります。

それぞれの特徴をご紹介していきます。
アニオン型(陰イオン型)

水になじむ部分がマイナスの電荷を帯びるタイプ。泡立ちや洗浄力が高く、シャンプーや洗顔料などに広く使用されます。
- 成分例:ラウレス硫酸Na、ココイルグルタミン酸Na(アミノ酸系で刺激が少ない)カリ石鹸素地やラウリン酸Kなど石鹸もここのグループ
- 刺激傾向:洗浄力が高く、うるおいまで落としやすい
◆粘土科学研究所で使用機会が多いアニオン型の界面活性剤、ココイルグルタミン酸Naについて、後日リンク
カチオン型(陽イオン型)

水になじむ部分がプラスの電荷を帯び、髪や肌のマイナス電荷に吸着して質感を整えるため、感触がよくなります。
- 成分例:ステアリルトリモニウムクロリド、塩化アルキルトリメチルアンモニウム「~クロリド」や「~アンモニウム」などが成分名の後ろにつくことが多い
- 刺激傾向:4種類の中で最も強いと言われる
- 主な用途:トリートメント、柔軟剤、消毒剤など
両性型(アンホ型)

水溶液の環境により、プラスにもマイナスにもなれるタイプ。マイルドな洗浄力でサポート的に使われます。
- 成分例:コカミドプロピルベタイン、水添レシチン
「ベタイン」や「アンホ」などの単語がつくものや、たまごを使った天然の乳化剤「水添レシチン」も両性型に分類される - 刺激傾向:比較的低刺激
- 主な用途:シャンプー、ボディウォッシュなど
非イオン型(ノニオン型)

イオンを帯びず、刺激が少ないタイプ。クリームや乳液などの乳化にも用いられます。
- 成分例:ステアリン酸グリセリル、PEG-60水添ヒマシ油
名前の最後に「○○酸グリセリン」「○○水添ヒマシ油」などがつくことが多い - 刺激傾向:ほとんど刺激なし
- 主な用途:化粧品、工業用分散剤など幅広く使用
◆粘土科学研究所で使われることの多い非イオン型界面活性剤「コカミドDEA」について、後日リンク
モンモリロナイトとの併用メリット
天然クレイの一種国産のモンモリロナイトは、吸着作用や乳化作用と、やさしいヴェールによる保湿膜形成の特性を持ちます。
しかし、天然成分という要素から洗浄力や乳化力に欠ける場合があります。
界面活性剤と併用することで、界面活性剤の配合量を少なくしつつ、洗浄力を高めながら肌のうるおいを保ちやすい処方が可能です。
界面活性剤の特性を活かす、クレイ発想のやさしい処方設計
界面活性剤は種類ごとに用途や刺激の度合いが異なり、それぞれの特性を理解することで製品設計の幅が広がります。
そして天然クレイの一種モンモリロナイトとの組み合わせは、やさしい使用感と機能性の両立をサポートします。
当社のクレイ研究 × OEMノウハウにより、洗顔料やクレンジング剤などの製品もスムーズに開発可能です。
ナチュラルでやさしいケアを求める方には、使用感と素材感を大切にした選択肢を。
企業様には、開発しやすさと市場性(ライン展開のしやすさ)という観点でご提案できます。
ぜひ当社と一緒に可能性を広げましょう。