クレイパックには大きく分けて「粉末状」と「ペースト状」があります。
これまで
◆クレイパックでおすすめなのは粉末状とペースト状どちら?② 毛穴の洗浄力編について、後日リンク
◆クレイパックでおすすめなのは粉末状とペースト状どちら?③ 刺激、コスパ、お手軽さ編について、後日リンク
上記3回にわたってお伝えしてきました。
粉末状のクレイパックはクレイそのもの以外に何も入っていないため、刺激が少なくコスパ面でも優秀な一方、お水で溶いた後に乾きやすいという特徴があります。
ペースト状のクレイパックは保湿成分やオイルがあらかじめ配合されていることが多く、毛穴の洗浄力や保湿感も得やすいです。
しかしペースト状のクレイパックでも「すぐ乾くもの」と「しっとり感が長続きするもの」があり、そこを見極めたいところ。
そこで今回は番外編としてペースト状のクレイパックの見分け方について解説します。
ペースト状クレイパックが乾燥しやすい理由
粉末状のクレイパックを自分で水に溶いて使う場合、肌にのせてしばらくするとすぐにクレイが乾き始めひび割れ状態に…お肌のうるおいを奪ってしまうことがあります。
そこで乾燥肌の方にはペースト状のクレイパックがおすすめとされています。
しかしペースト状でも以下のような構成だと乾燥しやすいケースがあります。
- 主成分がお水とクレイ、防腐剤のみで構成
- 保湿成分やオイルがほとんど配合されていない
このような場合、毛穴のお掃除機能はあるものの保湿感が得られず、乾燥を招いてしまうのです。
全成分表示をチェックしよう
ペースト状のクレイパックを購入するときは、パッケージの裏面やチューブの裏面にある「全成分表示」を下記に注意して確認してみてください。
最初に「水」が来るのは通常ですが、その後に保湿成分(ヒアルロン酸、グリセリン、ソルビトールなど)やオイル(オリーブオイル、スクワラン、シアバターなど)があるかをチェック。
保湿成分はいくつか組み合わせていることが多く、全体の成分リストが比較的長めになる傾向があります。
乾きやすいクレイパックは「水、クレイ名、防腐剤」程度でとてもシンプルな配合です。
お肌を乾かしにくいクレイの種類
クレイパックに使われるクレイには、ベントナイト、カオリン、ガスール、天然のクレイの一種モンモリロナイト、琉球泥灰岩(クチャ)などがあります。
クレイのみで配合される場合、クレイ自体がどれだけ水分を抱え込めるかによっても乾燥度合いが変わります。
そこでおすすめなのが天然のクレイの一種モンモリロナイトです。
モンモリロナイトの特徴
- 水を抱え込む力が強い
- クレイ自体の保水性が高く、乾きにくい
- 毛穴の汚れを吸着する力もしっかり期待しやすい状態を整える
モンモリロナイトの粉に水を垂らすと、水がしばらく表面にとどまり一気に染み込まないことがあります。
これはモンモリロナイトが水を抱え込もうとしてダマになりやすいためで、たっぷりの水分を維持しようとする性質を示しています。
クレイのデメリットにも注意
クレイはお肌をやさしく洗い上げ、毛穴汚れの吸着もサポートしてくれる頼もしい素材です。
一方で自然由来の成分であるがゆえに、どうしても万能ではない点も見逃せません。
- 洗浄力は界面活性剤に及ばない
- 放っておくと乾いてしまう
- 多くの場合、防腐剤が必要になる
こうしたデメリットがあることも認識したうえで、保湿成分やオイルの配合で乾燥をサポートできるかどうかが、ペースト状クレイパックの選び方の大きなポイントといえます。
粘土科学研究所がおすすめするペースト状クレイパック
粘土科学研究所ではペースト状で保湿成分やオイルを配合したクレイパックをおすすめしています。
たとえば、粘土科学研究所のクレイパックは
- クレイの保水性を活かしながら、保湿成分も充実
- 毛穴をすっきりさせ、うるおいも保ちやすい使用感
を目指して設計されています。
したがって乾燥が気になりやすい方でも取り入れやすいケアです。
消費者にとってもOEM業者にとっても魅力的なクレイパック
モンモリロナイトをはじめとしたクレイは、お肌をやさしくケアしながら毛穴ケアをサポートしやすい素材です。
配合成分をしっかり確認すれば乾燥を招きにくいクレイパックとして活用することが可能。
ぜひ、製品選びやOEM開発の際のヒントにしてみてください。
消費者目線
ナチュラルでやさしいケアを選びたい方に、クレイパックは有力な選択肢となります。
保湿成分やオイルの配合をしっかり見極めれば、肌をすっきり洗いやすい状態を整えつつ、うるおいをサポートしてくれます。
さらに、天然のクレイの一種モンモリロナイトなら水分を抱え込みやすく、乾燥感を抑えやすい点が魅力です。
OEM業者目線
クレイ素材を活かしたスキンケア製品は市場拡大の可能性を秘めています。
研究開発によって保湿成分やオイルの配合バランスを調整しやすく、多様なニーズに応えやすいのもポイント。
自然派志向のユーザー層をターゲットにしながら、差別化しやすい製品づくりが期待できます。