クレイ(粘土)といえば、スキンケアにおいてパックの印象が強い素材です。
「毛穴の奥からすっきりきれいにしたい」「スペシャルケアとして取り入れたい」といったニーズに応えてくれるのがクレイパック。
しかし、いざ選ぼうとすると粉末とペーストの2タイプがあり迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
本記事では、クレイパックの形状の違い、保湿感の観点からのおすすめ、保湿に適したクレイの種類について、粘土科学研究所の視点からわかりやすく解説します。
粉末とペースト、それぞれのクレイパックの特徴とは?
まずは形状による違いから確認しましょう。
粉末状クレイパック
- クレイ100%で構成された粉末タイプ
- 使用時に水などを加えて自分でペースト状にする必要がある
- 成分がシンプルな分、自分で配合を調整できる自由度がある
- 乾燥しやすく、使用中にひび割れが起きやすい
ペースト状クレイパック
- 粉末クレイに水分や保湿成分などをあらかじめ加えた状態
- すぐに使える利便性が高い
- 保湿成分を含んでいるものが多く、乾きにくい
このように、粉末とペーストでは形状そのものだけでなく、使い勝手や保湿力にも違いがあります。
保湿感から見たおすすめは?
クレイパックといえば毛穴ケアや洗浄目的で使われることが多いですが、乾燥肌対策として保湿感も無視できません。
特に乾燥によって起きる小じわや毛穴の目立ちは、多くの方が悩むポイントです。
粉末タイプの注意点
粉末状のクレイは水分を加えて使用することでペーストになりますが、時間の経過とともに乾燥しやすく、クレイ自体が肌の水分を吸着してしまうことがあります。
その結果、肌がカサついてしまうことも。
ペーストタイプの利点
ペースト状のクレイ製品にはあらかじめ保湿成分(ヒアルロン酸、グリセリンなど)が含まれていることが多く、比較的乾燥しにくいのが特徴です。
特に保湿成分がしっかり配合されたペースト状クレイパックであれば、洗浄と保湿を両立しやすいといえるでしょう。
ただし注意点もあります。ペーストタイプでも、水とクレイ、防腐剤のみで構成され、保湿成分が一切含まれていない製品も存在します。その場合、乾燥しやすさは粉末とあまり変わりません。
保湿力を左右するのは「クレイの種類」
もうひとつの大きな違いは、使われているクレイの種類です。
保湿をサポートする力には、クレイの水分保持力(吸水保持性)が深く関係します。
カオリン vs モンモリロナイト
- カオリン:比較的乾きやすく、水を抱える力が弱め。乾燥しやすい。
- 天然クレイの一種モンモリロナイト:非常に高い保水力を持ち、肌表面でヴェールのような膜を形成。うるおいを保持しやすい。
モンモリロナイトのペースト状クレイパックに、さらにヒアルロン酸やグリセリンなどの保湿成分を加えることでしっとり感が長時間続きやすい処方が可能になります。
粘土科学研究所では、国産モンモリロナイトを使用し、保湿力と使用感のバランスを追求したクレイパックを多数開発しています。
保湿を重視するなら「モンモリロナイト×ペーストタイプ」
大きく分けるとペースト状や粉末の2種類あるクレイパックの保湿感のお話でした。乾燥による肌トラブルを避けながらクレイの洗浄力を活かしたい場合
- 保湿成分をしっかり配合したペースト状クレイパック
- クレイの中でも特に保湿性が高い天然クレイの一種モンモリロナイト
この2つの組み合わせがスキンケアにおいて心強い味方となります。
また、ペースト状と粉末状では毛穴への洗浄力やお手軽さ、コスパなども大きく違います。
◆洗浄力について、後日リンク
◆コスパやお手軽さについて、後日リンク
当社のクレイ研究×OEMノウハウにより、乾燥肌の方にもやさしいクレイパックの開発が可能です。
ナチュラルでうるおいを大切にしたスキンケアを求める方、そしてクレイ市場の可能性を広げたい企業様はぜひ粘土科学研究所とともに、一歩進んだ商品づくりを始めてみませんか。