天然のクレイの一種モンモリロナイトをはじめとするクレイには汚れを吸着する性質があります。
この特性を活かしたスキンケアや日用品は多く開発されており、粘土科学研究所でも歯磨き粉やハンドソープ、洗顔料など様々な種類を製品化しています。
中でもモンモリロナイトの歯磨き粉は泡が立たないため「本当に汚れが落ちているの?」「磨いた実感がない」という声をいただくことも。
そこで今回は、実際にコーヒーの渋で着色した卵を使って、モンモリロナイトの吸着力を実験しました。
卵を使って「歯の着色汚れ」を再現する理由
【実験の準備】
今回の実験では、卵を「歯の代わり」として使用します。
<用意するもの>
- 卵
- モンモリロナイト配合の歯磨き粉
- 濃いめのコーヒー
- 卵が入る容器(ビーカーなど)
<目的>
コーヒーに一晩漬けて着色した卵に、クレイ歯磨き粉を塗ってしばらく置いたとき表面の渋がどうなるかを観察します。
こすらず放置して起こる変化を観察
【実験の流れ】
- 卵をコーヒーに一晩漬ける
→ 表面がしっかりと茶色く染まります。


- 軽く水洗いして拭く
→ コーヒーの渋が卵全体に定着。

- モンモリロナイト歯みがきを一部に塗布
→ 歯ブラシなどでこすらず、そのまま置きます。

- しばらく放置(10分程度)
→ クレイがどのように作用するかを待ちます。 - 歯みがきを拭き取る
→ 塗っていた部分だけ、白く明るく変化していることが確認できます。

塗った部分だけ白くなる理由とは
モンモリロナイトの歯磨き粉を塗った部分だけ、明らかに着色が軽減されていました。
これは、天然のクレイの一種モンモリロナイトが持つ吸着性によるものです。
この結果は、実際に歯ブラシを使わずとも汚れを引き寄せてくれる性質を視覚的に示しており、泡立たない=洗浄できないというイメージを覆すものと言えるでしょう。
泡に頼らない、クレイならではのやさしい洗浄
モンモリロナイト歯磨き粉の魅力
- 泡立たないから、お口の中が必要以上に刺激されにくい
- 味がないから、磨いた直後に食べ物や飲み物の味が変わらない
- クレイの吸着力で、やさしく汚れを除去
口内は非常に繊細な部位。だからこそ、なるべく界面活性剤に頼らず自然由来の素材でやさしくケアしたいという方には、モンモリロナイトを用いたクレイ歯磨き粉がひとつの選択肢になります。
OEM製造においても、合成成分に依存しない処方は今後ますます注目されるでしょう。
市場における差別化やブランドの独自性づくりにもつながる、クレイならではの提案が可能です。