「クレイ=パック」というイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
実際に店頭やネットではさまざまなクレイパックが並び、「なんとなく毛穴に良さそう」「肌が明るくなりそう」と感じている方も少なくありません。
そこで今回は、クレイパックの基本的な働きと注意点、さらには“乾燥を気にせず使えるおすすめのクレイについてご紹介します。
クレイパックの肌への3つのメリット
① 肌がワントーン明るく見える
クレイには「吸着作用」と呼ばれる働きがあり、泡立ちに頼らず汚れを取り除くことができます。
日常生活の中で肌表面に溜まるメイク汚れや古い角質、ホコリなどによるくすみに対し、クレイパックはクレンジング・洗顔後の仕上げとして、毛穴に入り込んだ汚れをやさしく吸着します。
特に粒子の細かいクレイは毛穴の黒ずみにアプローチしやすく、奥深くまで届いてスッキリとした印象へ。
結果として肌のトーンが整い、透明感のある印象に近づけます。
◆洗顔でも起こるワントーン明るくなる秘密について、後日リンク
② 肌がすべすべに整う
鼻や頬にポツポツとしたざらつきを感じることはありませんか?
ポツポツの理由のひとつは毛穴に詰まった角栓が表面に飛び出してくることで起こる肌の凹凸です。
クレイパックはこうした角栓にもアプローチしやすく、いちご鼻や頬のザラつきを洗浄サポート。
洗い上がりの肌はなめらかに整い、つい触りたくなるような感触に導かれます。
③ 肌をやわらかく整える
肌がゴワつく原因には、乾燥や古い角質の蓄積が関係していることがあります。
クレイパックは、こうした古い角質をやさしく取り除くことにより柔らかな肌へと導きます。
また同時に、摩擦を抑えたケアが可能です。
ただし、肌へのやさしさに配慮されているとはいえ、使い方には注意が必要です。
クレイを肌に長くのせすぎて乾燥・ひび割れた状態になると、クレイが空気や肌から水分を奪い、かえって乾燥を引き起こす場合もあります。
乾燥を引き起こすことも
クレイパックの特性上、パックが乾燥してひび割れると水分を外から取り込もうとするため、肌のうるおいまで吸収してしまう可能性があります。
特に乾燥肌の方は、この水分の逆流を避けるため、パック時間に気を配る必要があります。
乾燥肌でも使いやすい「国産モンモリロナイト」
そこでおすすめしたいのが、天然のクレイの一種モンモリロナイトを使用したクレイパック。
中でも国産モンモリロナイトは、特に保水力に優れている点が特長です。
国産モンモリロナイトの特長
- 保水力が非常に高い
国産モンモリロナイトは、わずか1gでテニスコート約3面分に広がる層状構造を持ち、水分をたっぷり抱え込むことができます。 - 乾きにくく、肌への負担が少ない
水分をしっかり保持できるため、パック中に乾燥しにくく、ひび割れもしづらいのがポイント。 - 保湿感のある仕上がり
モンモリロナイトに美容成分を含ませてパックすることで、肌にうるおいを届けやすい処方設計も可能です。
クレイパックの新たな選択肢として
以上がクレイパックのメリット3つでした。
ワントーン明るく、すべすべで、やわらかくしっとりした肌へ導いてくれるクレイパック。
ただし、乾燥のリスクもあるため、クレイの種類や使い方の工夫が大切です。
◆クレイパックのデメリットについて、後日リンク
粘土科学研究所では、国産モンモリロナイトの保水力に着目し、乾燥しにくいクレイパックの開発に取り組んできました。
洗浄力と保湿感のバランスを大切にしながら、ナチュラルでやさしいケアを目指しています。
消費者の方へ
「乾燥が気になるからクレイパックは避けていた」という方にも、うるおいを保ちやすい処方設計で、心地よく使える選択肢を提案します。
OEMをご検討の企業さまへ
モンモリロナイトを活かしたクレイパックは、保湿系クレイアイテムとして差別化がしやすく、スキンケア市場での展開にも広がりが見込めます。
保湿膜形成・乳化作用など、多機能なクレイ素材の可能性を、ぜひ製品開発に活かしてみてください。