今回は天然のクレイの一種モンモリロナイトが持つ「守る」ちから、つまり肌に薄いヴェールを張る特性について、写真を交えてわかりやすくご紹介します。
モンモリロナイトの「守る」ヴェールとは?
粘土科学研究所では、モンモリロナイトの3つの特性として
- 「落とす」汚れを吸着する洗浄作用
- 「届ける」うるおい成分を抱えたまま肌に届ける特性
- 「守る」保湿成分などを含んだヴェールを形成し乾燥を防ぐ
とお伝えしています。
今回はその中でも「守る」=肌にヴェールを張るちからを写真を交えて解説します。
ヴェール形成のメカニズム
モンモリロナイトは肌に密着しやすい微粒子であるため、化粧水やクリームに配合されることで肌表面に極薄い膜を形成します。
この膜が水分の蒸発を防ぎ、うるおいをサポートします。
また、
- 保湿成分や植物エキスを含んだ状態で肌に密着する
- 肌を乾燥から守る保護膜として機能する
- 肌の感触をなめらかに整える
といった効果が期待されます。
お水のヴェールとオイルのヴェール、それぞれの役割
粘土科学研究所では、化粧水とフェイスクリームの両方にモンモリロナイトを配合し、それぞれが異なる役割のヴェールを担っています。
お水のヴェール(化粧水)
化粧水では、モンモリロナイトがヒアルロン酸やカミツレエキスなどの水溶性成分を吸着し、それを含んだまま肌表面にヴェールとしてとどまります。
このお水のヴェールは、肌にうるおいを補給しやすい状態を保ちます。
オイルのヴェール(フェイスクリーム)
一方、フェイスクリームでは、モンモリロナイトが油分と結びつきオイルの膜を形成。
これが肌に密着し、うるおいの蒸発を抑えるオイルのヴェールとなります。
- お水のヴェール:うるおいを補給する
- オイルのヴェール:うるおいを逃さず保つ
この2つのヴェールが連携することで、肌にナチュラルなセカンドスキンのような状態が生まれるのです。
写真で見る!モンモリロナイトのヴェール効果
ここでは実際にモンモリロナイトを肌に塗布した様子を写真で比較してみましょう。
テスト方法
- 何も塗っていない素肌(比較用)
- 化粧水相当の量(微量)を配合したサンプル①
- ペースト状になるまで配合したサンプル②
写真と観察結果
- 何も塗っていない素肌(比較用)
- 化粧水相当の量(微量)を配合したサンプル①:うっすらと肌の凹凸が整い、柔らかく見える印象に。
- ペースト状になるまで配合したサンプル②:肌が明るく見え、なめらかさが増しているのが分かります。
このように、目に見える形でも肌の質感が変化していることがわかります。
柔らかな保湿ケアを可能にするクレイのちから
モンモリロナイトは単なる洗浄用クレイではなく、肌にやさしく密着し、うるおいを届けると同時に逃がさないヴェールを形成するという特徴があります。
そのモンモリロナイトの保湿感あふれるヴェールはしっとりと柔らかな肌へと導いてくれます。
粘土科学研究所では、国産のモンモリロナイトをはじめとしたクレイの特性を生かした化粧水・フェイスクリーム・ハンドクリームなどの商品づくりを行っています。
- 消費者の方には:ナチュラルでやさしいケアを求める方に、クレイならではの軽やかな保湿膜の心地よさを
- OEMをご検討の企業様には:モンモリロナイトの機能性を活かした差別化商品として、高付加価値な展開
が可能です。
自然のちからで肌をやさしく包み込む。
モンモリロナイトのヴェールは、見た目だけでなく感触にもその可能性を秘めています。