クレイ洗顔とは、天然のクレイ(粘土)が持つ「吸着力」を活かして、余分な皮脂や汚れを取り除く洗顔方法です。
泡に洗浄力をサポートしてもらっているタイプやそれらが全くないタイプもあり、使用されるクレイの種類によっても洗浄力や使用感が異なります。
クレイのみで泡が立たない洗顔料もあります。
本記事では、特に「洗浄成分がクレイのみ」の泡が立たない洗顔に注目し、そのメリットとデメリットについて解説します。
洗浄成分がクレイのみの洗顔とは?
クレイ洗顔とは、カオリン、ガスール、クチャ、天然のクレイの一種モンモリロナイトなどのクレイを主成分とし、その「吸着力」によって汚れを除去する洗顔です。
界面活性剤を含まず、肌にやさしい使い心地が特徴のクレイのみの洗顔は少数派。
一般で販売されている多くのクレイ洗顔には、洗浄力を補うために界面活性剤を配合したタイプも多く販売されています。
クレイ洗顔を選ぶ際のポイント
一言にクレイ洗顔といっても種類は様々。デパートで販売されているものからドラッグストアで販売されているものまで、使われている原料やその配合の量などでも大きく使用感は変わってきます。
その中でも「クレイ洗顔」として選ぶ際のポイントは以下になります。
・ 使用されているクレイの種類:クレイの種類によって洗浄力や保湿力が異なる。
・ 界面活性剤の有無:肌へのやさしさを求めるなら、界面活性剤不使用のものを選ぶのもおすすめ。
洗浄成分がクレイのみの洗顔のメリット
お肌にやさしい洗浄
クレイは鉱物由来の天然素材であり、肌に負担をかけずに洗顔できます。
界面活性剤を含まないため、敏感肌の方でも使いやすいのが特徴です。
毛穴ケアに適している
クレイの微細な粒子は毛穴よりもはるかに小さく、毛穴の奥に入り込みやすいため、汚れや古い角質を吸着し毛穴を清潔に保つのに役立ちます。
泡立て不要で簡単
通常の洗顔料は泡立てネットを使用して泡を作る手間がありますが、クレイ洗顔はそのまま使用できるため、時短ケアにも向いています。
洗浄成分がクレイのみの洗顔のデメリット
乾燥しやすい
クレイには水分を吸着する特性があるため、肌の上にのせたまま長時間放置すると肌の水分も奪われ、つっぱり感を感じることがあります。
洗浄力が弱いことも
界面活性剤を含まないため、油性のメイクや日焼け止めを落とす力は弱めです。ダブル洗顔は必要だと思った方が無難です。
乾燥を防ぐためのおすすめクレイ
せっかく肌に優しいクレイのみで泡が立たない洗顔料を選んでも、乾燥してしまうと満足した使用感は得られないことも。
乾燥が気になる方には国産のモンモリロナイトを使用したクレイ洗顔がおすすめです。
モンモリロナイトの特徴
・ 高い保水力:水分や美容成分を抱え込む性質があり、肌の乾燥を防ぎながら洗顔できます。
・ なめらかな使用感:微細な粒子が肌を傷つけることなくなめらかに密着し、優しく洗い上げます。
まとめ
クレイ洗顔は肌にやさしく毛穴ケアに適した洗顔方法ですが、乾燥しやすいデメリットもあります。
国産のモンモリロナイトを使用した製品なら、洗浄力と保湿力のバランスが取れた洗顔が可能です。
クレイの種類や成分表示をチェックしながら、自分に合ったクレイ洗顔を選びましょう。