子どものころ泥んこ遊びに夢中になった記憶はありませんか?
大人になっても「泥」や「クレイ(粘土)」に魅力を感じるのは、本能的なものかもしれません。
さて、粘土科学研究所では、天然のクレイの一種である国産のモンモリロナイトを活かしたスキンケア製品の開発・OEM製造を行っています。
近年、クレイと似たものとして「ピート」という成分を目にすることが増え、「ピートとクレイはどう違うの?」という質問を受けることが多くなりました。
今回は、ピートとクレイの違いと、それぞれのスキンケアへの活用方法を詳しく解説します。
ピートとクレイ、それぞれの特徴とは?
似ているようで異なるピートとクレイ。
まずはそれぞれがどのようにできたものなのか、その特徴を見ていきましょう。
ピートとは? 特徴と利用方法
ピート(泥炭)は、湿地帯や沼地で植物が完全に分解されずに積み重なった有機質の土壌です。
冷涼な地域で多く見られ、日本では北海道や東北、海外ではスコットランドなどが代表的な産地です。
ピートの主な用途
・ 燃料:古くから暖房や発電の燃料として利用されてきましたが、含水量が多く効率が低いため、現在では減少傾向。
・ ウイスキーの香りづけ:スコッチウイスキーでは、大麦の乾燥にピートを使用し、独特のスモーキーな香りを生み出します。
ピートの成分とキレート効果
ピートにはフルボ酸やフミン酸という有機酸が豊富に含まれています。
フルボ酸には抗酸化作用や保湿の力などがあると言われており、コラーゲンやヒアルロン酸など「肌の弾力やハリに重要な物質」を産生する線維芽細胞(せんいがさいぼう)を活性化させるという研究データも。
フルボ酸やフミン酸がたっぷり含まれるピートは化粧水などに使われることが多いようです。
これらはキレート剤として、ミネラルをつかんで吸収しやすくする働きを持ち、サプリメントやスキンケアに活用されています。
クレイとは? 特徴と主な用途
一方で、クレイ(粘土)は火山灰などの鉱物が長い年月をかけて変化した無機質の成分です。
日本は火山国であるため、全国各地で採掘され、世界中にも多様な種類のクレイが存在します。
クレイの主な用途
・ スキンケア:吸着力を活かし、クレイパックや洗顔料に利用。
・ 食品・飲料の精製:ワインのオリ取りや食用油の精製。
・ 工業用途:鋳型の材料や陶器の原料。
非常に多くの用途があるモンモリロナイトについて、後日リンク
ピートとクレイの最大の違い
原料の違い
ピートは植物由来の有機物、クレイは鉱物由来の無機物です。
簡単に言えば、ピートは「生き物」から、クレイは「石」から生まれたものという違いがあります。
スキンケアでの働きの違い
ピートに含まれるフルボ酸には、以下の働きが期待されています。
・ 抗酸化作用:肌を酸化ストレスから守る。
・ 保湿作用:肌の水分を保持する。
・ 線維芽細胞の活性化:コラーゲンやヒアルロン酸の生成をサポート。
そのため、ピートは化粧水や美容液など、肌に潤いを与えるアイテムに配合されることが多いです。
一方、クレイの最大の特徴は吸着力です。
・ 毛穴の汚れや皮脂を吸着し、すっきりと洗い上げる。
・ 超微粒子のクレイが肌の表面をなめらかに整える。
特に国産のモンモリロナイトは、他のクレイと異なり水分を抱え込む力を持つため、洗浄だけでなく保湿にも適したクレイです。
そのため、洗顔料やクレイパック、フェイスクリームなど、さまざまなスキンケア製品に活用されています。
ピートとクレイの違いまとめ
ピート | クレイ | |
原料 | 植物由来(有機物) | 鉱物由来(無機物) |
主成分 | フルボ酸・フミン酸 | ミネラル(ケイ酸・アルミナなど) |
主なスキンケア効果 | 抗酸化・保湿・肌の弾力サポート | 吸着・洗浄・皮脂や毛穴汚れの除去 |
用途 | 化粧水・美容液 | 洗顔・パック・フェイスクリーム |
今回ご紹介したように、ピートとクレイはどちらもスキンケアに活用される成分ですが、その働きは大きく異なります。
粘土科学研究所では、国産モンモリロナイトを主成分としたスキンケア製品の開発・OEM製造 を行っており、クレイの特性を最大限に活かした処方設計が可能です。
クレイの持つ吸着力と保湿力のバランスを活かした製品開発に興味のある方は、ぜひ粘土科学研究所の研究にご注目ください。