クレイパックと一口に言っても、使用されるクレイの種類によって特徴や使い心地は大きく異なります。
カオリン、ガスール、クチャなど、多様な天然クレイがスキンケアに活用されていますが、 粘土科学研究所では「国産のモンモリロナイト」を主成分としたクレイパックを採用しています。
では、なぜ数あるクレイの中でもモンモリロナイトなのか?
今回は、クレイパックにおいて“天然のクレイの一種モンモリロナイト”を選んだ理由ベスト3をご紹介します。
【第1位】たっぷりの水分を抱え込む「保水性」
モンモリロナイト、特に国産のモンモリロナイトは他のクレイに比べて非常に高い保水力を持つことで知られています。
例えば、モンモリロナイトに水を垂らすと表面で水が止まり、底まで浸透せずに表面で水分を抱え込んでしまう様子が見られます。
これは、クレイ自体が水分をしっかりと吸着・保持する力を持っているためです。
この性質により、クレイパックとして使用しても肌の水分が奪われにくく乾燥しにくいのが特長です。
パック中に乾燥を感じやすい方にも、しっとり感の続くケアが期待できます。
◆国産のモンモリロナイトの保水性について、後日リンク
【第2位】美容成分も包みこむ「多機能性」
一般的なクレイパックは、クレイと水のみで構成されていることが多く保湿面では物足りなさを感じることも。
しかし、モンモリロナイトには水分だけでなく、美容成分までも包み込む性質があります。
ヒアルロン酸やコラーゲンなど、保湿をサポートする成分を一緒に練り込むことで、 クレイの中にそれらの成分を保持しながら肌へ届けることが可能です。
そのため、単なるクレイ洗浄ではなくうるおいを与えるクレイパックが実現できるのです。
◆モンモリロナイトがうるおいを届ける力について、後日リンク
【第3位】オイルと水をなじませる「乳化作用」
通常、クリームやパックを作るには水と油を混ぜ合わせる必要があり、 この過程で「乳化剤」が用いられることが一般的です。
しかし、乳化剤の中には肌への刺激が懸念されるものもあります。
モンモリロナイトは、水と油の両方を吸着する性質を持っており、 この特性により乳化剤を使わなくてもオイルと水をなじませることが可能です。
つまり、クレイパックの中にオイル成分を無理なく配合できるため、 お肌にやさしい処方を実現しやすく、敏感肌の方にも選びやすい素材といえます。
◆国産モンモリロナイトで乳化ができる?実験結果について、後日リンク
まとめ
このように
- 水分をしっかり保持しながら乾燥しにくい状態を保つ
- 美容成分を含ませてうるおいケアをサポートする
- オイルと水を無理なくなじませて、肌にやさしい使用感を実現する
といった特性から、天然のクレイの一種モンモリロナイトはクレイパック素材として非常におすすめです。
粘土科学研究所では、このモンモリロナイトの特性を最大限に活かしたクレイパックをはじめ、 化粧水やフェイスクリームなど、多様なOEM製品の開発を行っています。
ナチュラル志向のスキンケアを求める方にとっては、やさしくうるおうクレイケアの選択肢として。
また、OEMを検討する企業にとっても、機能性と差別化を両立できる原料として モンモリロナイトの可能性は大いに広がっています。
製品開発のご相談は、お気軽に粘土科学研究所まで。