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粘土科学のお役立ち情報

目次

今回は世界中に様々あるブランドクレイの一種、クレイパックになどに活用される沖縄産の「クチャ」についてご紹介します。
クチャとはどのようなクレイで、お肌にどんな働きをもたらすのでしょうか?

また、モンモリロナイトとの違いについても詳しく解説します。

ブランドクレイについて、後日リンク

クチャとは?沖縄伝統の美容粘土

歴史と特徴

クチャは、沖縄の琉球王朝時代から女性たちの美容を支えてきた伝統的な粘土です。
太古の泥が有機物を含んだまま海底に堆積し、その後の地殻変動によって地上に現れたことで形成されました。



そのため、クチャに含まれる成分クレイはスメクタイト系のクレイとイライトなどが含有していることが多いようです。
また、炭酸カルシウムやケイ素などのミネラルを豊富に含んでいるのが特徴です。

利用方法

沖縄では現在でもクチャがシャンプーの代用品として使用されており、市場では手頃な価格で販売されています。

化粧品の成分表示には「マリンシルト」や「琉球泥灰岩」と記載され、クレイパックとして多くのスキンケア商品に活用されています。

クチャを実際に触ってみると?

テクスチャーと使用感

クチャは主にマイカ(クレイではない鉱物の一種)、スメクタイト、イライトなどの鉱物で構成された混合物で、モンモリロナイトも含まれています。

粒子の大きさは平均約7マイクロメートルで、お水に混ぜるとすぐに沈殿します。
お肌に塗布するとシャバシャバとしたテクスチャーで、乾きやすいのが特徴です。

保水力の違い

クチャは保水力があまり高くないため、お肌に塗ってしばらくすると乾燥してひび割れが起こることもあります。
乾いたクチャはお肌の水分を吸収してしまう可能性があるため、乾燥肌の方は注意が必要です。

クチャのお肌への働きとは?

吸着機能

クチャの最大の特徴は、マイナスイオンを帯びた非常に細かい粒子による優れた吸着力です。
お肌の汚れや不要な皮脂(プラスイオンを帯びています)を磁石のように引き寄せ、毛穴の奥の黒ずみまでしっかりと取り除いてくれます。
そのため、クチャを使ったクレイパックが向いています。

モンモリロナイトとの違いはどんなところ?

国産の天然クレイの一種モンモリロナイトとは

粘土科学研究所が主に製品に配合しているモンモリロナイトは、国産の天然クレイの一種で、粒子の大きさは約0.4マイクロメートルとクチャよりもさらに細かいです。
この超微粒子が高い保水力を持ち、お肌にうるおいを与えながら美容成分をしっかり届けます。

モンモリロナイトの保水力と使用感

モンモリロナイトは水を抱きかかえる能力が非常に高く、クリーム状のテクスチャーになります。
そのため、お肌に塗布すると乾燥しにくく、うるおいを長時間キープします。
また、細かい粒子が肌のキメを整え、柔らかな触感をもたらします。

粘土科学研究所の取り組み

高度な攪拌技術

国産のモンモリロナイトは攪拌が難しく、保水力が仇となりダマになってしまうので自作のパックには向いていません。
粘土科学研究所では、専用の機械と技術を用いてモンモリロナイトとお水を長時間かけて攪拌し、滑らかなクリーム状に加工しています。
これにより、モンモリロナイトの特性を最大限に活かした製品を提供しています。

多彩な製品開発

モンモリロナイトに美容成分やオイルを配合し、お肌にやさしいフェイスクリームやクレイパックなど、多彩なスキンケア製品を開発しています。
粘土科学研究所の製品は、高い保湿力とお肌へのやさしさで多くの方にご愛用いただいています。

クレイパックの選び方と活用法

クチャを使ったクレイパック

パックによる毛穴ケアをしっかりとしたい方にはクチャを使ったパックがおすすめです。


粉末状のクチャをお水と混ぜるだけで簡単に作れます。ただし、保湿ケアをしっかりと行うことをお忘れなく。

モンモリロナイトを使ったクレイパック

うるおいを重視したい方や、保湿とクレンジングを同時に行いたい方にはモンモリロナイトを使ったクレイパックがおすすめです。


粘土科学研究所の製品なら、独自の攪拌技術により作られたモンモリロナイトのパックを手軽にご利用いただけます。

クレイの力をお肌に

クチャとモンモリロナイト、どちらもクレイが持つ素晴らしい特性を活かした美容法です。

粘土科学研究所は、多種多様なクレイからそれぞれの特性を最大限に引き出し、お肌の悩みに応える製品づくりに取り組んでいます。

クレイを使ったスキンケアに興味のある方は、ぜひ粘土科学研究所の専門性と高品質な製品に触れてみてください。
企業の皆様も、OEM製造や製品開発に関するご相談をお待ちしております。

クレイ化粧品のOEMご相談ください