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粘土科学のお役立ち情報

目次

粘土科学研究所がフォーカスする「天然のクレイの一種モンモリロナイト」。
モンモリロナイトは火山灰を起源とするクレイです。
化粧品に使われる火山灰由来の成分には「シラスバルーン」などもあります。

それぞれがどのように生成され、どんな特性を持つのかをモンモリロナイトと比較してみましょう。

化粧品に使われる火山灰とは?

火山灰は、火山の噴火によって噴出した微細な粒子の総称で直径2mm以下の粒子を指します。

火山灰は化粧品のスクラブ剤や洗顔料としても使われますが、粒子がトゲトゲしているため、そのまま使用するのは肌に刺激を与える可能性があります。

そのため、化粧品には加工を施した「シラスバルーン」がよく使われます。

シラスバルーンは、火山灰を1,000℃以上の高温で加熱処理することで粒子の形状を球状に変化させ、肌あたりを優しくする加工が施されています。

また、粒子のサイズを均一化することで、目や肌に入った際の刺激を抑える工夫もされています。

モンモリロナイトの生成プロセス

一方モンモリロナイトは、火山灰が地面に降り積もった後長い年月をかけて海底へ沈み、圧力や熱、地殻変動などの影響を受けながら変質してできた粘土鉱物です。

この過程でモンモリロナイトは自然に研磨され、ナノサイズの微粒子へと変化し結晶化をしていきます。

その結晶の力により水を抱え込む特性が発達します。
そのため化粧品に配合すると肌にうるおいを与え、なめらかでクリームのような使用感を生み出します。

また、モンモリロナイトは「水簸(すいひ)」という方法で精製され、不純物を取り除かれたものが化粧品に使用されます。

こうして得られるモンモリロナイトの粉末は非常に細かく、柔らかい特性を持ちます。

シラスバルーンとモンモリロナイトの特性比較

シラスバルーンモンモリロナイト
起源火山灰(人工加工)火山灰が長期間で自然変化
粒子の形状球状(加熱処理により変化)ナノサイズの板状粒子
肌への感触サラサラで軽いしっとりとなめらか
水との相性水と混ぜても変化なし水を抱え込んでクリーム状になる

このようにシラスバルーンとモンモリロナイトは共に吸着力を持ち、化粧品に利用されていますが

シラスバルーン:軽くサラサラとしたテクスチャで、スクラブ感を活かした洗浄に適している
モンモリロナイト:水を抱え込み、しっとりとしたクリーム状になるため保湿にも適している

といった明確な違いがあります。

実際に水と混ぜるとどうなる?

シラスバルーンとモンモリロナイトを水と混ぜると、その特性の違いがよくわかります。

● シラスバルーン
水に入れるとすぐに混ざり、さらさらのまま。
時間が経つと沈殿する。


● モンモリロナイト
水に入れるとダマになりやすい。
粒子が水を抱え込むことでクリーム状の粘度が出る。



この違いがモンモリロナイトの保湿力の高さの根拠になっています。

肌に塗布した際、モンモリロナイトは薄いヴェールを作るため、肌の水分を逃さず保つことができます。

モンモリロナイトは「保湿」、シラスバルーンは「洗浄」

シラスバルーンとモンモリロナイトは、どちらも火山灰を起源とするクレイですが、その生成過程の違いにより特性や用途が大きく異なります。

シラスバルーン:火山灰を人工的に高温で加工し、スクラブとして洗浄力を高めるのに適している
モンモリロナイト:自然の力で形成され、水を抱え込みながら肌に潤いを与える保湿力に優れている

そのため、洗浄にはシラスバルーンを、乾燥対策を重視するならモンモリロナイトを選ぶのが適しています。

粘土科学研究所では、このモンモリロナイトの特性を活かしたスキンケア製品を開発し、OEM製造を通じて多くのブランドの製品化を支援しています。

モンモリロナイトの可能性をさらに活かしたい企業様は、ぜひご相談ください。

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