粘土科学研究所が主に取り扱う「天然のクレイの一種モンモリロナイト」は、火山灰を起源とするクレイです。
同じようにスキンケアに利用される火山灰には他にも種類があります。
特に「シラスバルーン」は化粧品原料として知られています。
本記事では、火山灰(シラスバルーン)の基本的な特性とその安全性について詳しく解説します。
火山灰とは?
火山灰は、火山の噴火によって大気中に放出される微細な鉱物粒子です。
一般的に2mm以下の微粒子が「火山灰」と分類され、地表に降り積もります。
この粒子はシリカやアルミナなどの鉱物成分を含んでおり、土壌や岩石の成分と似ています。
一方、火山灰を直接スキンケアに使用する場合、そのままでは粒子の角が鋭く肌への負担となる可能性があるため加工が必要になります。
こうした加工技術の一例が、火山灰を高温で焼成し球状にすることで肌への刺激を軽減した「シラスバルーン」です。
シラスバルーンの加工工程
1.火山灰を1,000℃以上で加熱処理:粒子の角を取り、球状化。
2.粒子のサイズ調整:均一な微細粒子にし、肌への刺激を軽減。
このような加工により、シラスバルーンは肌に優しい素材として化粧品に応用されます。
火山灰は安全?スキンケアへの影響
火山灰をスキンケア製品に使用する際に気になるのが安全性です。
以下の点に注意することで、火山灰由来の成分は活用できます。
● 粒子の形状とサイズ
加工が不十分な火山灰は角が鋭く、肌を傷つける可能性があります。
シラスバルーンのように加工されたものは球状で肌に優しいため、使用できるようになります。
● 不純物の除去
火山灰には金属イオンや不純物が含まれることがあります。
化粧品向けには精製工程を経て、有害成分を除去したものが使用されます。
● pHバランス
火山灰の種類によってはアルカリ性が強いものもあります。
スキンケア製品に配合する際には、肌に適したpH調整が行われます。
天然生成と人工加工:火山灰とシラスバルーンの違い
特性 | 軽量で多孔質、高い断熱性と耐熱性を持つ |
生成過程 | 火山噴火による生成後に人工加工 |
粒子形状 | 球状(人工的に丸くする) |
吸着力 | 〇(汚れの吸着) |
保湿力 | ✕(ほぼなし) |
火山灰のスキンケアへの可能性
火山灰は適切に加工されることでスキンケア製品に活用できます。
特にシラスバルーンのように球状化されたものは、スクラブや洗顔料に適しています。
「火山灰を人工的に加工したシラスバルーン」は、火山灰本来の吸着力を活かしながら、肌にやさしい形状へと改良されています。
そのため、スキンケアの洗浄用途として活躍が期待される成分です。
粘土科学研究所では、同じ火山灰由来のクレイであるモンモリロナイトを中心としたスキンケア製品の開発・OEM製造を行っています。
天然素材を活かした高品質な化粧品づくりをご希望の方は、ぜひご相談ください。
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