粘土科学研究所では、全ての製品に主成分として天然クレイの一種、モンモリロナイトを配合しています。
モンモリロナイトは、お肌の汚れを落とす、うるおいを与える、乾燥を防ぐなど、さまざまな特徴を持っています。
その秘密は、モンモリロナイトの特別な形状にあります。
今回は、モンモリロナイトの変化する構造〈トランプ構造とカードハウス構造〉がお肌にどのような働きをもたらすのかをご紹介します。
モンモリロナイトのトランプ構造とは?
モンモリロナイトは火山灰が長い年月をかけて海水にさらされ、圧力や熱などの条件下で形成される天然の粘土鉱物です。
その期間はなんと6500万年前とも言われています。
その結果、モンモリロナイトは以下のような層状の構造を持つようになります。
厚さ約2ナノメートル、長さ約200ナノメートルという非常に薄い板状の粒子が何枚も重なり合っているため、その様子からトランプ構造と呼ばれています。
このサイズは、毛穴の約400分の1に相当するほど微細なものです。
では、このトランプ構造のモンモリロナイトにお水を加えると、どのような変化が起こるのでしょうか?
お水を加えることでカードハウス構造に変化
トランプ構造のモンモリロナイトにお水を加えると、まず層と層の間に水分子が入り込みモンモリロナイトが膨潤します。
その後、トランプのように重なっていた板状の粒子がバラバラになり、それぞれが電気を帯びるようになります。
具体的には粒子の広い面がマイナス(-)、厚みのある側面がプラス(+)の電荷を持ちます。
電荷を持ったモンモリロナイトの粒子同士はプラスとマイナスの引力で引き合い、まるでカードで組んだ家のようなカードハウス構造に変化します。
この構造への変化によって、モンモリロナイトはさらに多くのお水を含むことができ、膨らんでいきます。
トランプ構造とカードハウス構造がお肌にもたらす働き
電気的な吸着で汚れをキャッチ
お水を加えて電気を帯びたモンモリロナイトは、プラスの電荷を持つ汚れ(古い角質やホコリなど)を磁石のように引き寄せます。
マイナスの電荷を持つ粒子の広い面が、プラスの汚れをしっかりと吸着します。
カードハウス構造で油性の汚れもオフ
一方で、皮脂やメイク残りなどの油性の汚れは電気を持っていないため、電気的な吸着だけでは取り除きにくいです。
そこで活躍するのが先ほどのカードハウス構造です。
この構造によって生まれた無数のすき間に、油性の汚れが吸い込まれるように入り込みます。
ダブルの作用でお肌をクリアに
- 電気的吸着:プラスの汚れ(古い角質、ホコリなど)を吸着
- 物理的吸着:カードハウス構造のすき間に油性の汚れ(余分な皮脂、メイク残りなど)を取り込み
この2つの汚れの落とし方により、モンモリロナイトはお肌に付着したさまざまな汚れをやさしく取り除くことができます。
モンモリロナイトの「落とすちから」について、後日リンク
粘土科学研究所の取り組み
粘土科学研究所では、モンモリロナイトの持つこの独特の洗浄力を最大限に活かすため研究開発を続けています。
天然のクレイであるモンモリロナイトは、お肌にやさしい一方で洗浄力を補完する必要があります。
そのため、モンモリロナイトの吸着による洗浄の優しい洗いあがりの製品に、植物由来のやさしい界面活性剤や石けんを配合し、お客様の要望に合わせ成分を調整しています。
モンモリロナイトで健やかな肌を目指して
粘土科学研究所が目指すのは、モンモリロナイトの特徴を活かしてお肌のコンディションを整えることです。
余分な皮脂や古い角質、そしてメイク残りはお肌の状態に影響を与えることがあります。
モンモリロナイトを使用した製品で、これらの汚れをやさしくオフし、うるおいのある柔らかな肌を目指しましょう。